ヒフの日

ミネラルバランスが美肌と健康の鍵

厳しい残暑が続いており、熱中症対策を意識してこまめに水分補給をしている方も多いのではないでしょうか。しかし、必要以上に水分を摂ると、「水毒」と呼ばれる状態になってしまうことがあります。「水毒」とは漢方医学の用語で、体内に余分な水分が溜まっている状態のこと。また、水分補給とは言っても、糖分の多い飲み物やアルコール飲料は水毒になりやすいので注意が必要です。水毒になると代謝や血行が悪くなり、むくみを感じたり体温が下がったりします。体温が下がると酵素や免疫細胞の働きが弱まり、内臓機能や免疫力の低下を引き起こすこともあります。

あなたの水毒度は?水毒度セルフチェック

多く当てはまるほど、水毒の可能性が高い!?

  • 喉が渇きやすく、1日2L以上の水を飲む
  • 身体がむくみやすい
  • 起床時の体温が35℃台と低く、おへその下に触れると冷たい
  • 睡眠時間が1日5時間以下
  • デスクワークが多く、運動量が少ない
  • 甘いものをよく食べる

上記のチェック項目が2つ以上当てはまる方は、水毒度が高いと言われています。体内に溜まった余分な水分を排出するには、リンパの流れを促進することが大切です。

生体電流とは?

リンパの流れには「生体電流」が深く関わっています。「生体電流」という言葉は聞きなれないかもしれませんが、実はスマートフォンなどの画面も生体電流を感知して動いています。生体電流は全身に分布するミネラルイオンにより作り出され、血行やリンパの流れを調節しています。また、若い人や健康な人は肌のミネラル量が多く、乾燥肌や高齢者の肌はミネラル量が少ないことが分かっています。生体電流は血行やリンパの流れの他、身体のすべての機能を動かす役割も担っているため、私たちの健康を保つ上でも、とても重要な役割を担っています。

生体電流が乱れると・・・

生体電流が乱れると、皮膚の細胞分裂や、全身の血液やリンパの流れもスムーズにいかなくなり、以下のような不調に繋がります。

*むくみ

*たるみ

*肌あれ

また、自律神経などの神経の情報伝達も、生体電流の一部。そのため、生体電流が乱れているときは、自律神経も乱れやすく、だるさ・頭痛・生理不順などの不調を招くこともあります。

生体電流が乱れる原因

✓ 食生活の乱れや運動不足

✓ パソコンやスマートフォンなど電子機器の電磁波

✓ 加齢

✓ ストレス

✓ 睡眠不足

特に現代社会では、パソコンやスマートフォンなどの電子機器を避けて生活することは難しいと思います。ですので、生体電流を整える方法を日常生活に取り入れることが大切です。

生体電流を整えましょう!

生体電流を整えるには・・・

➀リンパの流れを促進

マッサージをしてリンパを流しましょう。

②ミネラルをバランスよく補給する

生体電流は全身に分布するミネラルイオンによって保たれています。汗をかくとミネラルも一緒に排出されてしまうため、夏は特にミネラル補給を意識しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カルシウムマグネシウムナトリウムカリウムそれぞれペアで働いています。どちらかに過不足があると、きちんと働けなかったり、吸収が抑制されたりします。そのため、バランスよく摂ることが重要です。また、ミネラルは経口補給(食べる・飲む)に比べて経皮補給(塗る)の方が効率よく、高い効果が期待できると言われています。

生体電流が整うと・・・

肌の健康を保つ生体電流を整えることで細胞一つひとつが元気になり、以下のような嬉しい効果が期待できます。

➀デトックス効果

リンパや血液の流れがスムーズになり、むくみやたるみの改善にもつながります。

②自律神経が整う

自律神経が整うと内臓の働きが活発になり、身体の内側から若々しく健康になります。

③美容成分の吸収率・作用効率がアップ

④セラミドの生成を促進

細胞分裂が活発化しセラミド生成が促進されることで、肌トラブルを予防します。

簡単にできる!セルフリンパマッサージ

第二の心臓とも呼ばれるふくらはぎのリンパマッサージをご紹介します。下半身で滞りがちな血液やリンパの流れを促進しましょう。リンパマッサージをする際は滑りをよくするため、ジェルなどを塗って行いましょう。忙しい方はお風呂で身体を洗うついでにボディソープで行うのも良いです。マッサージに使うジェルやソープなどは肌にやさしくミネラル配合のものを選ぶとより効果的です。

➀ひざを立てて座り、両手で足首を下から包み込む。

②両手の中指の腹で、足首から上に膝の裏まで絞るように引き上げる。

③ひざの裏のツボも押す。

①~③の動作を2~3分程度繰り返しましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミネラル補給の意外な落とし穴!

大量に汗をかく夏。水分とミネラルの補給を意識している方も多いと思いますが、ミネラル補給の際に気を付けるべき意外な落とし穴があることをご存知でしょうか?

リンは身体にとって大切なミネラルの一つですが、摂りすぎるとカルシウムマグネシウム吸収が阻害されてしまいます。カルシウムやマグネシウムが不足すると、正常な血圧の維持や筋肉の収縮がうまくいかなくなってしまいます。理想的な比率は「リン:カルシウム:マグネシウム=2:2:1」とされていますが、リンは様々な食品に多く含まれているため、食事を摂っていれば不足することはなく、むしろ過剰摂取になりやすいと言われています。過剰摂取になりやすい原因は、加工食品に入っている「添加物」です。食品添加物のリン(リン酸塩)は食感や味の向上・変色防止など、様々な用途で使われています。しかし、成分表示の際には「pH調整剤」などのように「一括表示」されていることが多く、知らないうちにリンを過剰摂取してしまいがちです。

加工食品を全く食べないというのは難しいですが、添加物が少ないものを選んだり、食べる回数を減らしたりすることで過剰摂取を防ぎましょう!

スキンケアアドバイザー

美容と健康にとても重要な働きを持つ「生体電流」ですが、電子機器に囲まれている現代では乱れやすく、その乱れから不調を招いてしまいます。日常生活にマッサージやミネラル補給などを取り入れて、生体電流を整え、若々しくすっきりとした身体を目指しましょう!

 

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