
再生医療や美容医療の分野で期待されている「幹細胞」。化粧品業界でも「幹細胞コスメ」が話題を集め、高い人気を誇っています。そもそも幹細胞とは、身体を構成する様々な細胞に変化する「万能細胞」で、再生医療の分野では、細胞の補充や修復の研究が進められています。まさに人間の自然治癒力の源です。化粧品として使われているのは「幹細胞培養上清液」で、例えるなら鰹や昆布からとった旨味のきいた出汁のようなものですが、そんな幹細胞培養上清液が、実は頭皮ケアにも注目されていることをご存知でしょうか。今回は、幹細胞培養上清液が頭皮にどのようにアプローチするかについてご紹介します。
※幹細胞培養液について詳しく知りたい方は、ヒフの日通信2024年1月号へ
頭皮にアプローチする幹細胞培養上清液の成分
幹細胞培養上清液には、成長因子やサイトカインなど、数百種類以上もの物質が含まれています。その中でも、頭皮にアプローチして頭皮環境をすこやかに促す成分をいくつかご紹介します。
ヘアサイクルのどのステップで活躍するのか?
髪の毛は成長期・退行期・休止期というステップを踏みながら生え変わります。上記で紹介した成分はそれぞれ異なる部分に働きかけるため、ヘアサイクルのステップごとにもそれぞれ異なる角度からアプローチして頭皮環境を整えるサポートをします。
①【成長期】
毛母細胞が活発に働き、髪の毛が太く長く育つ期間です。この期間に毛髪の成長をサポートし、頭皮の状態をすこやかに保つと、よりしっかりとした髪の毛が育ちます。
➡ サポート成分:TGF-β
、aFGF ![]()
②【退行期】
毛母細胞の活動が緩やかになり始めます。この期間に毛包周辺の過度な分解を防いでコンディションを整えると、毛包周辺のダメージが抑えられ、すこやかな頭皮環境を整えることができます。
➡ サポート成分:TIMP-1 ![]()
③【休止期】
毛髪の成長が停止し、髪の毛が抜け落ちて新しい髪の毛が生えてくる準備を行う期間です。この期間に血流改善など頭皮に酸素や栄養を送る環境を整えることで、次に新しく生えてくる毛が太くしっかりと育ちやすくなります。
➡ サポート成分:VEGF ![]()


ヘアサイクルのステップごとに様々な成分が働きかけますが、それらの成分を複合的に含み、トータル的にアプローチできるのが「幹細胞培養上清液」なのです。また、ヘアサイクルは皮膚の周期(約28日)と比べて長いため、頭皮ケアを行う場合は少なくとも3ヵ月、できれば6ヵ月以上と長期的に継続することで、頭皮環境の変化を実感しやすくなります。
YouTube(EBM Channel)で徹底解説
イービーエムの公式YouTubeチャンネル(EBM Channel)にて、ヒト幹細胞研究者とイービーエムの商品開発担当者がヒト幹細胞培養上清液について徹底解説しています。普段なかなか聞くことができない、上質な幹細胞培養上清液の裏側などについて、研究者の視点から沢山の質問に答えています。動画は3本立てになっておりますので、ぜひご覧くださいませ。

幹細胞培養上清液を配合した「幹細胞コスメ」が近年注目されていますが、頭皮ケアへの活用も期待が高まっています。人により頭皮環境は異なりますが、幹細胞培養上清液に含まれる豊富な成分が頭皮に多方面からアプローチすることで、健康的な毛髪の成長をサポートすると考えられています。お米が出来上がるにも苗を植えてから収穫までに時間がかかるように、頭皮ケアも長い目で見て継続していくことが大切です。頭皮や毛髪のケアに、幹細胞培養上清液を取り入れてみてはいかがでしょうか。